飛騨岐阜新聞会館は、高山市の市街地に位置することから、地元の人々ばかりでなく、飛騨高山への観光客にとっても親しみのある飛騨高山らしい『素材』と『デザイン』を取り入れています。高山祭りの屋台や中橋の欄干の朱色、町家出格子、障子紙、屋台蔵漆喰壁、春祭りの桜などをモチーフにすることで、周囲の景観に馴染んだ品格漂うしつらえとなりました。
特に、オリジナル素材の『合わせガラス』を用いることで、建物全体が障子紙の柔らかな和の印象で包み込まれ、メディアという公共的な企業に相応しく、街並に積極的に参加する建築が実現されています。合わせガラスは辻井硝子建材(株)担当。
松泰寺支店 | S-2/310㎡ |
神岡支店 | RC-2/560㎡ |
山王支店 | RC-2/400㎡ |
城山支店 | S-2/230㎡ |
石浦支店 | S-2/400㎡ |
中山支店 | S-2/510㎡ |
本店 | RC-3/3,200㎡ |
古川支店 | S-2/430㎡ |
新宮支店 | S-2/380㎡ |
丹生川支店 | S-2/340㎡ |
駅西支店 | S-2/710㎡ |
丹生川特別養護老人ホームは、入居者・介護者双方が利用しやすい環境づくりをテーマに、ユニットケア(※)を導入しました。
入居者のプライバシーを確保するため全室を個室とし、家庭的な雰囲気の食堂・リビング等、入居者にとって落ち着いて暮らせる空間づくりを目指しました。一方、介護者への配慮としては、1ユニット10人程度の小規模単位の介護とし、ユニット相互でも連携をとりやすい配置計画を実現して、介護者の負担をできるだけ軽減できるように設計しています。
(※)ユニットケア:特別養護老人ホームや老人保健施設などの施設において小規模ケアを行うこと。
飛騨地域身体障害者療護施設 飛騨うりす苑(高山市国府町) | RC-1.2/4,040㎡ |
神岡旭ヶ丘デイサービスセンターたんぽぽ苑(飛騨市神岡町) | S-1/690㎡ |
上宝保健福祉センター(高山市上宝町) | RC-2/1,880㎡ |
高鷲デイサービスセンター(郡上市高鷲町) | RC-2/950㎡ |
朝日デイサービスセンター(高山市朝日町) | RC-1/1,150㎡ |
大和保健福祉センター(郡上市大和町) | RC-1/2,020㎡ |
国府保健福祉会館(高山市国府町) | RC-2/1,230㎡ |
金山保健センター(下呂市金山町) | RC-2/1,310㎡ |
加子母デイサービスセンター(中津川市加子母) | RC-1/1,100㎡ |
丹生川老人福祉センター(高山市丹生川町) | S-1/800㎡ |
日本の三名泉の一つ、下呂温泉の隠れ家としてリピーターが多い川上屋・花水亭。数寄屋造りの純和風の建物は、飛騨川河畔の立地を活かして配置されています。
日本情緒を醸し出す竹林のアプローチは、非日常の空間への期待感を誘います。玄関に着くと、それまでの市街地の雑踏から随分と離れて来たという感覚になるのは、アプローチの竹林をくぐりぬけることによる心理的なスイッチングが起こるからでしょう。庭の草木に季節を感じながら渡り廊下をめぐって客室に入るころには、まったく異なる時間の流れに身をおける空間にたどり着いたことを感じます。
全16室という客室数は、さりげなく暖かなおもてなしをするのに最適な大きさと言えるでしょう。総檜の浴室、山々の稜線を借景にした掛け流しの露天風呂、春慶塗の調度に生けられた野の花々の風情等々、ここでは、建築と周囲の環境、サービス提供が無理なく調和して、日本の閑雅な世界を見事に実現しています。
上宝温泉トレーニングセンター | RC-1/2,120㎡ |
臥龍温泉 センチュリーひまわり | RC-3/3,600㎡ |
上宝温泉保養施設ヘルシーランド奥飛騨 | S-2/1,170㎡ |
美濃白川温泉保養館 バーデンハウス美濃白川 | S-2/1,600㎡ |
クアハウス白川郷 | S-2/ 360㎡ |
明宝温泉 湯星館 | S-1/1,365㎡ |
荘川温泉 桜香の湯 | W-1/ 700㎡ |
美並温泉 子宝の湯 | S-2/ 890㎡ |
飛騨川温泉 しみずの湯 | RC-1/1,645㎡ |
ひだホテルプラザ皆美館 | RC-14/7,500㎡ |
高山グリーンホテル | RC-5/6,300㎡ |
平湯温泉 平湯館本館 | RC-5/5,250㎡ |
下呂温泉 川上屋花水亭 | RC-2/1,900㎡ |
下呂温泉 小川屋旅館 | RC-7/9,000㎡ |
本陣平野屋 | S-7/2,250㎡ |
下呂温泉 望川館 | SRC-6/6,000㎡ |
平湯温泉 旅館アルプス | S-4/1,250㎡ |
下呂温泉 木曽屋旅館 | S-6/1,650㎡ |
ホテルα-1 | RC-10/2,750㎡ |
神岡町公営住宅は、集合住宅における居住者の『生活』の場の確保をテーマにすると共に、地域に開かれた公共性に配慮した設計を目指しています。周辺には、小学校、保育園、プール等の公共施設が多数あることから、それら「神岡の風景」と子供達をとりまく環境づくりとして、「道草ゾーン」を形成した公園を住宅の周囲に配置しています。集合住宅の一画の公園というより、雪国における冬期間の配慮(※)を行うことで、公園の中の集合住宅を実現しました。
(※)冬期間の配慮としては下記のような対策がなされています。
多治見市営住宅国京団地第2期 | RC-3.4 5棟48戸/3,060㎡ |
飛騨市神岡町公営住宅 | RC-6 3棟/8,000㎡ |
飛騨市古川町特定公共賃貸住宅 | S-3 1棟20戸 |
高山市国府町営住宅 | W-2 1棟2戸×5棟 |
高山市上宝町東部市営住宅A・B棟 | RC-4 2棟40戸/2,100㎡ |
高山市荘川町市営住宅1・2期 | W-2 1棟2戸×7棟 |
中津川市福岡市営住宅宮脇住宅 | W-2 1棟1戸×2棟 |
中津川市加子母市営須母田住宅 | W-2 1棟6戸 |
中津川市蛭川市営住宅矢柱住宅 | W-2 1棟4戸×2棟 |
雇用促進住宅萩原宿舎 | RC-5/2,800㎡ |
岐阜県飛騨地区県職員宿舎 | RC-3/1,000㎡ |
馬瀬地区は県のほぼ中央に位置しています。北部には1,500m級の山々が聳え、地区の中央には北から南に馬瀬川が流れ、東仙峡金山湖に注いでいます。豊かな自然に包まれ、誠実で人情味ある人々が暮らす農山村地帯です。
馬瀬中切小学校は、この「緑と清流の里」である馬瀬の自然環境との融和を考慮したデザインをテーマに、木造で改築しています。
平成4年には、社団法人 文教施設協会協会賞〔地域と融合部門〕を受賞しました。
高山市立北小学校(高山市) | RC-4/2,050㎡ |
高山市立花里小学校(高山市) | RC-3/3,300㎡ |
丹生川東小学校(高山市丹生川町) | RC-2/1,960㎡ |
馬瀬中切小学校(下呂市馬瀬) | W-3/1,639㎡ |
高鷲北小学校(郡上市高鷲町) | RC-2/2,450㎡ |
高根日和田小学校(高山市高根町) | RC-2/1,310㎡ |
高山市立山王小学校大規模改造・耐震補強(高山市) | RC-4/2,950㎡ |
朝日中学校(高山市朝日町) | RC-3/3,030㎡ |
高山市立日枝中学校(高山市) | RC-4/6,300㎡ |
高山市立東山中学校大規模改造・耐震補強(高山市) | RC-4/2,400㎡ |
岐阜県立斐太高等学校 | RC-4/2,450㎡ |
岐阜県立飛騨養護学校高等部 | RC-3/2,610㎡ |
高山西高等学校特別教室棟 | S-3/1,610㎡ |
古川の市街地を流れる瀬戸川は、江戸時代の初め、武家屋敷と町人町の境界としてつくられた用水です。飛騨が天領となり、武家屋敷がなくなっても、瀬戸川は農業や生活用水として使われてきました。その後、瀬戸川の掘割に色コイが放流されてから、訪れる観光客や町民の憩いの場として注目されるようになりました。
そこで、古川町=「白壁土蔵と瀬戸川」という代名詞になる修景計画が立案され、景観づくりの骨格となる軸が生まれたのです。当初、白壁の土蔵やお寺の石垣の裏手を流れる小さな用水だった瀬戸川を修景し、古い街並、寺、まつり会館といった市街地の中心に回遊性を生むことに成功しました。
坂下町広場緑地公園(中津川市坂下町) |
古川町役場前広場(飛騨市古川町) |
白鳥町ひだまり公園・ふれあい公園(郡上市白鳥町) |
明宝温泉湯星館公園(郡上市明宝町) |
河合町水辺公園(飛騨市河合町) |
荘川公園(高山市荘川町) |
臥龍公園(高山市一之宮町) |
清見運動公園(高山市清見町) |
日和田ハイランド陸上競技場 (全天候型400mトラック)(高山市高根町) |
「道の駅・パスカル清見」は、高山市と郡上市八幡町のほぼ中間に位置し、飛騨と美濃の県内主要観光地を相互に結んでいます。
「道の駅・パスカル清見」整備計画は、旧清見村大原地区を核とし、村の南部の拠点づくりを目的に進められました。地区の活性化はもとより、村の他施設や近隣の観光拠点とのネットワーク化を図り、旧清見村の南の玄関口としてランドマーク的な役割を担う施設を整備することで、道の駅として認められました。
「道の駅・パスカル清見」のデザインコンセプトは、大原地区の集落や農村の景観を尊重し、この景観との調和を最優先しました。駅舎・レストラン・売店棟は、欧州田舎の農家をアレンジした木造建築とし、中央玄関部に吹き抜けを持つシンメトリーな平面計画としました。芝生広場や水辺への誘いをねらったテラスを設け、外部空間との一体化にも配慮しています。
宿泊棟は低層におさえ、ファサード部分に欧州の山荘を意識し、木造風にアレンジしています。
緑豊かな環境の中で、それぞれの機能を持った施設が、違和感を与えないよう建物形状・材質・色遣いなど、特に配慮し計画を進めました。
ふれあいのやかたかしも(中津川市加子母) | W-2/ 998㎡ |
上宝観光会館(高山市上宝町) | RC-2/1,700㎡ |
久々野中央公民館(高山市久々野町) | RC-3/3,130㎡ |
宮中央公民館(高山市一之宮町) | RC-2/2,200㎡ |
ななさと会館(高山市清見町) | S-1/ 950㎡ |
川合地区集会センター(郡上市八幡町) | S-2/ 700㎡ |
佐見ふれあいセンター(白川町) | W-1/ 620㎡ |
坊方公民館(高山市丹生川町) | RC-2/1,320㎡ |
三川公民館(高山市国府町) | W-1/ 475㎡ |
上切町公民館 | W-2/ 360㎡ |
道の駅 パスカル清見 |
道の駅 桜の郷荘川 |
道の駅 ななもり清見 |
道の駅 飛騨たかね工房 |
道の駅 きりら坂下 |
そばの里荘川 そば道場・製粉施設 |
ウッドフォーラム飛騨 |
世界生活文化センターは、高山市の南西部の丘陵地に位置します。ウェルカムプラザ、飛騨コンベンションホール、ミュージアム温故知新、多目的ホール飛騨芸術堂、レストラン食遊館からなり、「飛騨の匠」の技と現代建築が融合した複合文化施設です。
飛騨人(ひだびと)の優れた技や知恵など「山の文化」を世界と未来に向けて発信する役割を担っています。
歴史民俗資料館(下呂市馬瀬) | RC-1/ 310㎡ |
郷土文化保存伝承施設(高山市上宝町) | W-2/ 458㎡ |
宮川郷土文化伝承館(飛騨市宮川町) | RC-2/ 750㎡ |
野麦峠の館(高山市高根町) | RC-1/ 780㎡ |
山村文化資源保存伝習施設(郡上市白鳥町) | W-2/ 300㎡ |
白川村合掌ミュージアム(白川村) | S.RC-1/ 720㎡ |
飛騨高山テディベアミュージアム(高山市) | W-2/ 750㎡ |
和良資料館(郡上市和良町) | RC-2/ 700㎡ |
ふるさと歴史館(高山市上宝町) | RC-1/ 960㎡ |
飛騨世界生活文化センター(高山市) |